以外と知らない！？2027年3月31日期限！？PCB廃棄物の処理について | 不動産投資のハウステーション　練馬・池袋・新宿を中心に東京№1の不動産管理・ＰＭ会社　ハウステーションプロパティマネジメントです

以外と知らない！？2027年3月31日期限！？PCB廃棄物の処理について

担当者　加藤大貴

こんにちわ！

加藤です^^

さて皆様「PCB」という言葉を聞いたことはありますか？

名前だけだとピンとこないかもしれませんが、意外と不動産に関わる皆さまには無視できない存在なんです。今回は、PCBについてなるべくわかりやすくお話ししてみます！
 

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  ・耐熱性・絶縁性が高く、当時の産業界にとってはとても便利だったんです。
  ・ただし、環境や人体に有害な性質が明らかになり、現在はほぼ世界的に使用が禁止されています。

• がんのリスクを高める
• 免疫系や神経系への悪影響を与える
• ほかにも皮膚障害などの健康被害が報告されています
  
  1968年に発生した「米国ニューヨーク州ハドソン川のPCB汚染」や、日本の「カネミ油症事件」などがきっかけとなり、一気にその危険性が注目されました。
  
  ★カネミ油症事件？
  ＞日本で特に有名なのが「カネミ油症事件」です。
  PCBが誤って米ぬか油に混入し、それを食べた多くの人が皮膚障害などの健康被害を受けました。
• この事件を機に、PCBの危険性が一気に広まり、多くの国で製造・使用が禁止される流れになりました。
  

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  ・既存の機器は使い続けられた
  　新規製造や販売は止まっていても、すでに設置済みの変圧器やコンデンサは使い続けられたケースがありました。
  
  ・規制範囲が段階的に拡大
  　当初は高濃度PCBだけが禁止され、低濃度のPCBや類似化合物は対象外だったり、特定用途では例外扱いされたりと、いろんな事情が重なって完全な禁止に至るまで時間がかかりました。
  
  ・代替技術への切り替えが遅れた
  　PCBは産業上の利便性が高く、代替品への切り替えにはコストもかかるため、企業が積極的に乗り換えるには時間が必要でした。
  
  これらの背景から、「1968年以降に禁止されたはずなのに、なおもPCBが使われている」という事象が発生しました。実際には、製造済み・在庫済みのPCB含有部材の使い回しや、規制対象外だった低濃度PCBが引き続き用いられたことなどが主な要因とされています。

  
  ★「今更」話題になるのはなぜ？
  ＞PCBは環境中でほとんど分解されないため、一度拡散すると長期間残り続けます。
  ・昔の機器に含まれたまま未処理だったり、土壌や川・海にPCBが残留していたり…。
  ・処理コストや技術的なハードルも高いため、完全処理までにはまだ時間がかかっているのが現状です。
  結果として、今でもPCBに関する課題がくすぶっていて、「今更だけどやっぱり対策が必要！」と再認識されているんです。

• 　原則として、すでに2022年3月末で処分期限が終了しました。
  　未処理のまま放置していると、法令違反となる可能性があります。
  
  ・低濃度PCB
  　2027年3月31日までに処分することが義務付けられています。
  　期限を過ぎると監督官庁から指導や罰則の対象になり得るので要注意です。
  
  ★オーナー様はどうすればよい？
  ＞未処理の高濃度PCB廃棄物をお持ちの場合
  
  • ・すでに処分期限が過ぎているので、行政や専門業者に早急に相談しましょう。
    ・理由なく放置していると、指導や罰則のリスクがあります。
    
    ＞低濃度PCB廃棄物
    
    • ・2027年3月末までに処分が必要です。
      
    • まずは機器や廃棄物にPCBが含まれているかどうかの調査・分析を行い、計画的に処理を進めましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました！何かございましたらお気軽にご相談くださいね^^


【https://www.jesconet.co.jp/business/PCB/pcb_04.html参照】